お金が貯まる人と貯まらない人は「日々の行動」が全然違う
「貯金しなきゃ」と思っているのに、なぜか全然貯まらない。
節約してるつもりなのに、月末になると口座の残高を見て「あれ?」ってなる。
この悩み、めちゃくちゃ多いと思います。
でも実は、お金が自然に貯まる人とまったく貯まらない人の差は、収入の違いじゃないんです。
日々の行動や習慣が、根本的に違う。
25年以上にわたり、富裕層から生活保護世帯まで様々な家庭のお金の相談に乗ってきたファイナンシャルプランナーの調査によると、お金が貯まる人にはいくつかの共通した特徴があることが分かっています。
しかもその特徴が、「節約してます!」みたいな分かりやすいものじゃなくて、意外すぎるものばかり。
この記事では、お金が自然に貯まる人の特徴を5つ紹介します。
「自分は当てはまってるかな?」とチェックしながら読んでみてください。
特徴①|部屋と冷蔵庫がきちんと片付いている
整理整頓と貯蓄は同じ原理でできている
いきなり意外な話から始めます。
お金が貯まる人は、部屋がきれい。
「いや、片付けとお金に何の関係があるの?」と思いますよね。
でも、これ、大アリなんです。
ファイナンシャルプランナーが20年以上にわたり様々な家庭を訪問してきた結果、確信したのが**「お金を貯めている人は、例外なく部屋が片付いている」**ということ。
逆に、「お金が貯まらないんです」と悩んでいる人の家は、ほぼ確実に散らかっている。
なぜ片付けとお金が関係するのか。理由はシンプルです。
整理整頓と貯蓄は、同じ原理で動いているから。
整理整頓とは、「自分に必要なもの」と「いらないもの」を判断して、いらないものを手放す作業です。
貯蓄も同じ。「自分に必要な支出」と「いらない支出」を判断して、いらない支出をカットする作業。
つまり、片付けができる人は「必要なもの」と「欲しいだけのもの」を区別する力が鍛えられている。
だから、買い物に行っても「これは必要?それとも欲しいだけ?」と判断できる。無駄遣いが減る。結果、お金が貯まる。
逆に、部屋がぐちゃぐちゃな人は、この判断力が鍛えられていない。だから「なんとなく」で買い物をしてしまい、いつまでもお金が貯まらない。
片付けは、単なる掃除じゃない。「自分にとって本当に必要なものは何か」を知るトレーニングなんです。
ちなみに、収入が多くなくてもしっかり貯金している人は、「疲れたから」と頻繁にカフェに寄ったりしません。カフェのフラペチーノは「欲しいもの」であって「必要なもの」ではないと分かっているから。
この区別が自然にできるかどうかが、貯まる人と貯まらない人の分かれ道なんです。
冷蔵庫が汚い家は100%食費に無駄がある
部屋と一緒に片付けてほしい場所がもう一つあります。
冷蔵庫です。
断言されています。**「冷蔵庫の中が汚い家は、100%食費の無駄がある」**と。
冷蔵庫がスッキリしている家は、使い切れる分だけ買い物ができている証拠。
逆に、中がごちゃごちゃでどこに何があるか分からない家は、無計画に買い物をしている証拠。
「ないと思って買ったら、奥にまだ残ってた」「安さにつられて大量買いしたけど、食べきれなかった」——こういう食費の無駄は、冷蔵庫を片付けるだけでカットできます。
ちなみに、理想的な食費の割合はこんな感じです。
- 一人暮らし:月の手取りの15〜18%
- ファミリー:月の手取りの15%程度
手取り月30万円の人なら、約4.5万円が目安。これを超えている人は、まず冷蔵庫の中身を見直してみてください。
冷蔵庫に入れるものが少なくなれば電気代の節約にもなるし、賞味期限切れの食品がなくなれば健康面でもプラス。一石三鳥です。
片付けが苦手な人がまずやるべき2つのこと
「片付けが大事なのは分かったけど、何から手をつければいいか分からない」という人。
まずはこの2つだけやってみてください。
① 物を増やさない
今の時点で物が溢れているなら、まずは新しいものを入れるのを止める。
たとえ無料でも、いらないものはもらわない。100円ショップに行くなら、事前に必要なものをリストアップして、他の売り場には足を踏み入れない。
② 自分に必要なものの「数」を決める
トップスは何枚。ボトムスは何枚。カバンは何個。靴は何足。
この「自分の適正量」を決めて、それ以上は持たない。新しいものを買うなら、古いものを1つ処分してから。
「もったいない」が口癖の人ほどお金が貯まらないと言われています。いらないもので家がごちゃごちゃになり、必要なものが見つからず、結局また買ってしまう悪循環に陥るからです。
どうしても捨てられないものは、**「3ヶ月以内に使わなかったら処分する」**と期限を決める。3ヶ月使わなかったものの「いつか」は、ほぼ永遠に来ません。
特徴②|「貯金しよう」と頑張っていない
銀行に寝かせておくだけでは損をする時代
2つ目の特徴は、ちょっと意外です。
お金が貯まる人は、「貯金しよう」と頑張っていない。
「え、それじゃ貯まらないじゃん」と思いますよね。
でもこれ、正確に言うと、「銀行口座に貯金を寝かせておくだけ」ということをしていないという意味なんです。
家計を改善する方法は、突き詰めるとたった3つしかありません。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用する(お金に働いてもらう)
1と2は当然やるべきこと。でも、3をやっていない人がまだまだ多い。
銀行に預けても金利はほぼゼロ。その上、物価はどんどん上がっている。つまり、何もしないでお金を銀行に置いておくだけで、実質的にはお金の価値が目減りしているんです。
投資しないことの「見えないコスト」
「投資はリスクがあるから怖い」という気持ちは分かります。
でも、投資をしないこと自体にもリスクがあるということは知っておくべきです。
例えば、インデックス投資では長期的に見ると年間4〜5%程度の利回りが期待できると言われています(将来を保証するものではありません)。
仮に1,000万円を年利5%で30年間複利運用した場合——
約3,300万円になります。
つまり、30歳の時に投資を始めた人と始めなかった人では、60歳の時点で2,300万円の差がついている計算です。
実際に、定年退職後に「やっておけばよかったこと」を聞いたアンケートで、**最も多かった回答は「資産運用」**だったそうです。
NISAやiDeCoなど、国が用意した非課税制度を活用すれば、運用益に税金がかからないというメリットもあります。
もちろん投資するかどうかは最終的には個人の判断ですが、「貯金だけ」に集中して投資を一切しないという選択は、知らないうちに大きな機会損失を生んでいる可能性があるということは覚えておいて損はないでしょう。
特徴③|SNSとの距離が絶妙にうまい
「いいね」を欲しがる人ほど無駄遣いする理由
3つ目の特徴は、SNSとの付き合い方です。
お金が貯まる人は、SNSとの距離のとり方がうまい。逆に、お金が貯まらない人はSNSに振り回されている。
なぜSNSがお金と関係するのか。
脳科学的に見ると、SNSで「いいね」をもらうと、脳の報酬系からドーパミンが分泌されて強い快楽を感じることが分かっています。
普通なら、努力や工夫をしてはじめて得られる満足感が、SNSでは「いいね」ボタン一つで簡単に手に入ってしまう。
この「手軽な快楽」にハマると、承認欲求を満たすためにお金を使うようになります。
ブランドもののバッグを買って投稿。高級レストランに行って投稿。旅行先で映える写真を撮って投稿。
それ、本当に自分が欲しかったもの?それとも「いいね」が欲しくて買ったもの?
ここの区別がつかなくなると、お金はどんどん流出していきます。
見栄の消費をやめるだけでお金は貯まる
見栄のための消費は、昔からありました。
でも、SNSの時代になって見栄の対象が「身の回りの人」から「全世界」に広がったんです。
リアルな世界なら、同僚や友人に見せびらかすだけで済む。でもSNSでは、世界中のキラキラした投稿と比較することになる。上には上がいる。終わりがない。
実際に、幸福度に関する研究でも、リアルな人間関係は幸福度を高めてくれる一方で、SNSは接する時間が増えるほど幸福度が低下するということが分かっています。
お金が貯まらない上に、幸せも減っていく。最悪のコンボです。
対策はシンプル。SNSを見る時間を減らす。
SNSを見なければ、キラキラした他人の投稿に刺激されて「あれ欲しい」「これ買いたい」という欲望が発生しません。
欲望を抑え込むのは辛い。でも、そもそも欲望が発生しないようにするのは、意外とストレスフリーです。
アプリの通知をオフにする。1日に見る時間を30分に制限する。寝る前のSNSをやめる。
これだけで、無駄遣いが減り、幸福度が上がり、お金が貯まり始めます。
最大の特徴|健康を「資産」として守っている
健康には5,000万円の価値がある
ここまで「片付け」「投資」「SNS」という意外な特徴を紹介してきましたが、最後に最も重要な特徴をお伝えします。
お金が貯まる人は、健康を「資産」として大事にしている。
「健康が大事なんて当たり前でしょ」と思いますよね。
でも、健康の経済的価値を数字で理解している人は、ほとんどいないんです。
結論から言います。
健康には、経済的に見ると約5,000万円の価値があります。
病気がちな人と健康な人の生涯資産の差
ファイナンシャルプランナーが行ったシミュレーションで、同じ40歳の会社員が85歳で亡くなるまでの資産を「健康度別」に比較した結果がこちらです。
ケース1:ほぼ健康体で一生を過ごした場合 → 85歳時点の貯金残高:+711万円(余裕あり)
ケース2:現役時代から病気がち(40歳で高血圧→55歳で脳卒中→75歳で認知症) → 85歳時点の貯金残高:−4,017万円(大赤字)
その差、約5,000万円。
ケース2では、治療費・投薬費・介護費の合計が1,600万円以上。さらに体調不安から57歳で早期退職を余儀なくされ、収入も大幅ダウン。
健康な人と病気がちな人の間に、5,000万円の差が開く。 これが「健康は5,000万円の資産」の意味です。
ちなみに、退職後に病気になるケース(66歳で脳卒中、75歳で認知症)でも、85歳時点では約200万円のマイナス。現役時代を健康に過ごせたかどうかで、ここまで差がつくんです。
お金がない人ほど健康に投資すべき理由
このシミュレーションから分かることは、お金に不安がある人ほど、健康を守ることが最優先だということ。
健康でさえあれば、働ける。収入を得続けることができる。スキルアップも狙える。
でも健康を害してしまうと、働けない。収入がゼロになる。医療費がかかる。三重苦です。
現代の医療は進歩していて、病気になっても「死なない」可能性が高くなっています。でも、「死なないけど、健康体のようには働けない」という状態は、経済的に一番厳しい。
だからこそ、お金がない人ほど健康に気を使うべきなんです。
例えば、認知症の新しいタイプの治療薬は年間約600万円かかると言われています。
でも、認知症予防に効果的な有酸素運動(ウォーキング)は0円。
40代から毎日30分歩くだけで、将来の600万円を回避できる可能性がある。
健康への投資は、リターンが最も確実な投資です。
がん検診も同じ。「お金がないから検診を受けない」ではなく、**「お金がないからこそ検診を受けて早期発見する」**が正解。早期発見は医療費の大幅カットにつながります。
健康維持も資産づくりの一つ。この意識があるかないかで、10年後、20年後の人生が大きく変わります。
まとめ|お金は「節約」じゃなく「行動」で貯まる
この記事で紹介した、お金が貯まる人の特徴をまとめます。
① 部屋と冷蔵庫がきちんと片付いている → 整理整頓と貯蓄は同じ原理。「必要なもの」と「欲しいだけのもの」を区別する力が鍛えられる
② 「貯金しよう」と頑張っていない(=投資をしている) → 銀行に寝かせるだけではお金の価値が目減りする時代。NISAやiDeCoなどの非課税制度を活用
③ SNSとの距離のとり方がうまい → 「いいね」依存は見栄の消費を加速させる。SNSを減らすだけで無駄遣いが激減
④ 健康を「5,000万円の資産」として守っている → 健康な人と病気がちな人の生涯資産の差は約5,000万円。健康への投資がリターン最大
⑤ 「もったいない」を口癖にしない → いらないものを手放せない人は、いらない支出もカットできない。3ヶ月ルールで判断
お金が貯まらない原因は、「収入が少ないから」じゃありません。
日々の行動が、お金を遠ざけているだけ。
行動を変えれば、お金は自然と貯まっていきます。
全部を一度にやる必要はありません。まずは今日、部屋の一角を片付けることから始めてみてください。
いらないものを一つ捨てたその瞬間から、お金が貯まる体質への第一歩が始まります。
……僕もまず、冷蔵庫の奥に眠ってる賞味期限切れのドレッシング3本を処分するところからやります。



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