僕が「後悔しない生き方」について考えてきたこと
最近、夜中にふと「このまま生きていたら、いつか後悔するんだろうな」と思うことが増えました。
別に今の生活に大きな不満があるわけじゃない。仕事も回っているし、生活もそれなりに安定している。でも、なんというか、このまま何も変えなかったら、10年後の自分がガッカリしそうな、そんな感覚です。
休日にダラダラとスマホを眺めて、気がついたら夜になっていて、「あれ、今日何もしてないな」と軽く凹む。そういう日が積み重なるたびに、この感覚は強くなっていきました。
そこから、「後悔しないってどういうことなんだろう」と自分なりに考えるようになって、気づいたことや試してみたことがいくつかあります。
今日はそれを9つにまとめて書いてみました。
正解を教える話じゃないです。僕が試してみて、これは良かったなと思ったことを、体験談として並べるだけです。合わないものはスルーしてもらって、何か一つでも引っかかったものがあれば嬉しいです。
①自分の人生のストーリーを、自分で書いてみた
最初に効いたのが、「自分はどういう人生を送りたいのか」を紙に書き出すことでした。
これ、すごく恥ずかしい作業なんですよね。大人になると、こういうことを考える機会がほとんどない。でも、ある日の夜中に思い立って、ノートに「やりたいこと」「会いたい人」「行きたい場所」を書いてみたんです。
書き始めてみると、自分でも知らなかった願望が出てきて驚きました。
「こういう文章を書きたかったのか」 「昔あの人にちゃんと謝りたかったんだな」 「この街に行きたいと思っていたんだ」
普段は仕事に追われて忘れていたけど、心の奥には意外と願いが眠っていたんですよね。
それが分かると、日々の選択が少しだけ変わりました。「今日の夜、何しようかな」と迷ったとき、ノートに書いたことを一つでも進める方向に動ける。
書いたノートは、たまに読み返しています。読み返すと「あ、これまだやってないな」「これはもういいかな」と整理できる。願望も時間とともに変わっていくので、半年に一回くらい更新するといい感じです。
大げさな人生計画じゃなくていいと思います。ノートに思いつくまま書くだけで、自分の中のぼんやりしていた部分が、少しはっきりします。
②残り時間をたまに意識するようになった
ちょっと重い話ですけど、**「人生には終わりがある」**ということを、たまに思い出すようにしています。
普段は忘れて生きています。忘れないと多分しんどいから、それでいい。
でも月に一回くらい、ふと「あと健康に動けるのって何年くらいだろう」と考えてみると、優先順位が一気に変わるのを感じます。
「来年やろう」と思っていたことが「今やった方がいい気がする」に変わる。 「いつか連絡しよう」と思っていた友人に、「今日連絡しよう」と動ける。
暗い話に聞こえるかもしれないけど、僕にとってはむしろ今日を濃くしてくれる感覚でした。
残り時間を意識すると、ダラダラとスマホを眺めている自分が「もったいないな」と思えてくる。そのくらいの軽い効き方でちょうどいいです。
③言い訳の口癖に気づくようになった
これは自分の恥ずかしい話なんですけど、僕、言い訳するのがすごく得意でした。
「今日は疲れてるから」「もう年だし」「お金がないし」「忙しいから、落ち着いたらやろう」。
これ、一見まともな理由に聞こえるんですけど、よく見たらただの先延ばしなんですよね。気づいてから、自分の言い訳にちょっとずつ目を向けるようになりました。
コツは、言い訳をしている最中の自分を、もう一人の自分が見ている感覚を持つことです。
「あ、今また『忙しいから』って言いかけたな」と気づくだけで、そのあとの行動が少し変わる。
気づいたあとは、言葉を少しだけ変えてみます。
「忙しいから無理」→「5分だけならできるかも」 「もう年だから」→「今が一番若いって考えればいいか」
完全に前向きに変える必要はなくて、0.5歩だけ柔らかくするくらいで効きました。
④思い込みを、少しずつ手放してみた
僕には昔から、**「努力してもあんまり変わらない」**という思い込みがありました。
これ、どこから来たのか分からないんですけど、たぶん学生時代の経験とか、親の言葉とか、色んなものが積み重なって固まったものだと思います。
でも、ある時気づきました。この思い込みを持ったまま何かを始めると、最初から半分諦めているから、本当に結果が出ない。そして「やっぱり変わらなかった」と思い込みが強化される、という悪循環。
これに気づいてから、少しずつ言い換えるようにしました。
「努力しても変わらない」→「過去の自分よりは、ちょっとだけマシになるかも」
ポジティブに振り切るんじゃなくて、ほんの少しだけ柔らかい思い込みに置き換える。これなら自分でも飲み込めました。
思い込みって、自分では気づきにくいです。でも「自分、こう決めつけてないか?」と時々立ち止まるだけで、だんだん見えてくるようになります。
最近気づいたのは、思い込みは一回変えただけじゃ定着しないということ。何度も同じ思い込みに戻ってしまうし、新しい思い込みがまた別の形で生まれていく。
だから、完全に書き換えることを目指さなくていいと思っています。「あ、またいつもの決めつけが出たな」と気づいて、ちょっとだけほぐす。これの繰り返しでいいと感じています。
⑤何歳からでも、軌道は変えられる(らしい)
これは、自分が決めつけていたことの一つです。
「もうこの年でこの仕事続けてるから、今さら変えられない」と思っていました。でも、周りを見ていると、意外と30代や40代で色々変えている人がいるんですよね。
副業を始めた人、引っ越した人、勉強を再開した人、新しい趣味で人生が変わった人。
軌道を変えるのに、特別な才能も若さも必要ないみたいなんです。
ただ、一つだけ分かってきたのは、一気に変えようとすると続かないということ。
会社を辞めて独立、みたいな大きい変化は、覚悟がないとしんどい。でも、週末だけ副業を始めてみるとか、朝30分だけ勉強を再開するとか、小さい軌道修正なら僕にもできた。
気づいたら、半年前とは違う景色に立っていたりします。
⑥人間関係を「投資」として見るようになった
これは書いてて冷たく聞こえそうで怖いんですけど、人間関係に使う時間とエネルギーを、投資として見る視点を持つようになってから、かなり楽になりました。
全部の人と仲良くする必要はないんですよね。
一緒にいるだけで消耗する相手と、月に何回も会う必要は多分ない。逆に、会ったあとに元気になれる人には、ちゃんと時間を使った方がいい。
これに気づいてから、「付き合わなきゃ」で続けていた関係を少しずつ整理しました。全部切るわけじゃないです。頻度を少し落とすだけでも、心の余裕が変わります。
切らずに済んだ関係もあります。一時的にうまくいっていない時期でも、辛抱して待ったら、また合うようになった関係もあった。
見切るべきか、待つべきか。この判断を自分なりにできるようになってきたのが、ここ数年の大きな変化でした。
もう一つ、人間関係でやめたことがあります。それは他人をすぐジャッジすること。
前までは、「この人のこの言動は違うな」とか「あの人の考え方はおかしい」と、心の中でけっこう裁いていました。でも、裁く癖があると自分自身にも厳しくなるんですよね。気づいたら、自分にも「こうあるべき」を突きつけるようになっていて、けっこうしんどかった。
だから、できるだけ他人を裁かないようにしています。完全にはできていないけど、**「自分と違う、で終わらせる」**くらいを意識するだけで、心が少し楽になりました。
⑦お金の計画を、やっと立てた
これは本当に遅かったんですけど、ちゃんと将来のお金のことを考え始めたのは、30歳近くなってからでした。
それまで「まだ若いし大丈夫」と思って、特に何も考えていませんでした。でも、ある時ふと**「このまま何十年か働いて、貯蓄がほぼゼロだったらどうしよう」**と怖くなったんです。
そこから少しずつ、自分なりのルールを作りました。
- 収入の1割くらいは、毎月自動で貯める
- 見栄で買いそうなものは、一回立ち止まる
- クレジットカードは1枚だけに絞る
- 家計簿アプリで、月に一回だけ出費を見直す
特別なことじゃないです。でも、「お金のことを自分で管理している」という感覚が持てるだけで、不安がかなり減りました。
あと、地味に効いたのは**「毎日の少額の出費」を意識する**こと。
コンビニでのコーヒーとお菓子で毎日700円くらい使っていたんですが、10年続けたら250万円を超えると計算した時、けっこうゾッとしました。これは後悔する方の積み重ねだな、と。
今は毎日じゃなくて「今日は買う日」と決めて楽しむようにしています。たまにだから嬉しい、という感覚も戻ってきました。
⑧いらないものを、少しずつ減らしていった
これは実際にやってみて効果を感じたことの一つです。
前の家に住んでいた時、使っていないものが山ほどありました。読まない本、着ない服、使わない家電、よく分からない景品。
ある週末に思い切って手放し始めたら、止まらなくなりました。
捨てる、売る、譲る。そういう作業を何日か続けたら、部屋がスッキリしたのはもちろん、頭の中もスッキリしていたんです。これは本当に意外な副作用でした。
物が多いと、視界に入るたびに「あれどうしよう」「これ使わないな」と無意識に考えている。それが積み重なって、じわじわ疲れていたらしい。
今は買う時も、**「これ、本当に必要?便利なだけじゃない?」**と一回聞くようになりました。完璧にはできていないけど、家のゴチャつきがだいぶ減りました。
物が減ると、お金も時間も心の余裕も増える。これは体感として確かに感じました。
⑨好きなことで、少額だけ稼いでみた
最後に、一番やってよかったなと思っていることです。
好きなことで、月に数千円でいいから自分で稼いでみるという体験。
これ、金額じゃないんですよね。「自分の好きなことがお金になった」という事実が、とにかく気持ちを軽くしてくれる。
会社の給料だけで生きていると、どうしても会社に依存してしまう。「辞めたら生活できない」という前提が、日々の判断を狭くする。
でも、少しでも自分で稼げる手段があると、**「最悪、会社辞めても生きていけるかも」**という余白ができる。この余白が、精神的にめちゃくちゃ大事でした。
いきなり大きく稼ごうとしなくていいです。月1,000円でも、月3,000円でもいい。「自分で動いてお金が入った」という体験を一度するだけで、世界の見え方が少し変わります。
何から始めるかは、人によって違うと思います。僕の場合は文章を書くことでした。人によっては、絵を描くこと、動画を作ること、何かを教えること、物を作って売ること。色んな入り口があります。
最初は1円にもならない期間がけっこう長いです。僕も数ヶ月は収益ゼロでした。でもその時間が無駄だったかと言うと、そうでもない。好きなことに自分の時間を使っている感覚が、その時期からすでに心を支えてくれていた気がします。
だから、すぐに結果が出なくても焦らない方がいいです。続けていれば、ある日ふと**「あ、これで数千円入った」**という瞬間が来ます。
まとめ:全部やらなくていい、一つだけでいい
長くなりましたが、最後に簡単にまとめておきます。
僕が「後悔しない生き方」について考えて、実際に試してきた9つのこと。
- ①自分のストーリーを書き出す
- ②残り時間をたまに意識する
- ③言い訳の口癖に気づく
- ④思い込みを少しずつ手放す
- ⑤何歳からでも軌道は変えられる
- ⑥人間関係を投資として見る
- ⑦お金の計画を立てる
- ⑧いらないものを減らす
- ⑨好きなことで少額だけ稼いでみる
全部いっぺんにやろうとすると、たぶん続きません。僕も一つずつ、何年もかけて取り入れてきました。
一つだけ選んで、今日から試してみる。そのくらいで十分だと思います。
個人的におすすめなのは、①の「ストーリーを書き出す」から始めること。これをやると、他のどれを選ぶかも見えてきます。
後悔しないためには、完璧な人生を作ろうとしないことが、たぶん一番大事な気がします。ちょっとずつ自分の手で調整していく、そのくらいの力加減で、僕にはちょうど良かったです。
明日の自分が、今日より少しだけ楽になっていますように。それが、僕が後悔しない生き方について考え続けている理由だと思います。



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