「モノポリーおじさんには片眼鏡があった」。そう覚えている人は少なくありません。ところが、公式のキャラクターには片眼鏡がありません。
こうした「事実とは違うのに、多くの人が同じように覚えている」現象は、マンデラ効果(Mandela Effect)と呼ばれています。ネットではパラレルワールドや世界線の移動と結びつけられることもありますが、ここは話を二つに分けた方が分かりやすそうです。
まず、別々の人が同じ方向へ記憶を間違える現象そのものは、少なくとも一部の視覚的な例で実験的に確認されています。一方、その原因が一つに決着したわけではありません。そして現在のところ、マンデラ効果が「別世界の記憶が混ざった証拠」だと示す実証的な研究もありません。
原論文を追うと、「記憶違いなんだから勘違いで終わり」というほど単純ではない点が見えてきます。問題は記憶が間違うことより、なぜ違う人が似た間違い方をするのかにあるからです。
マンデラ効果は「みんなで同じ勘違い」なのか
「マンデラ効果」という名前は、Fiona Broomeが広めた言葉です。Broome本人の記録によると、きっかけは2009年のDragon Conでの会話でした。彼女自身、南アフリカのネルソン・マンデラが20世紀後半に獄中死したと記憶していたところ、別の人にも似た記憶があると知ったと説明しています。
もちろん史実は違います。Nelson Mandela Foundationによれば、マンデラは1918年7月18日に生まれ、2013年12月5日に亡くなっています。1994年から1999年までは南アフリカの大統領を務めました。つまり、「1980年代ごろに獄中死した」という記憶とははっきり食い違います。
ここで注意したいのは、Broomeの体験談そのものを「大規模な集合記憶が証明された記録」として扱うことはできない、という点です。2009年の会話に何人いて、互いにどこまで独立して同じ記憶を持っていたのかを数量的に検証した研究ではありません。
では、マンデラ効果はネットで盛り上がっただけの言葉なのか。
その問いにかなり直接近づいたのが、Deepasri PrasadとWilma A. Bainbridgeが2022年に『Psychological Science』へ発表したVisual Mandela Effectの研究です。研究者たちは、モノポリーのキャラクターやピカチュウ、フォルクスワーゲンのロゴなど、よく知られた視覚的アイコンについて、人々が同じ具体的な誤りを共有することが本当にあるのかを実験しました。
結論は、「ある」です。ただし、すべての画像でも、すべての人でもありません。研究で扱った一部の有名画像では、正しい画像とは別の特定の誤ったバージョンが繰り返し選ばれました。
この意味では、「複数人が同じ記憶違いをする」というマンデラ効果の核は、単なるネット上の言い回しだけではありませんでした。
2022年の研究では、同じ「間違った絵」を選ぶ人がいた
PrasadとBainbridgeは4つの実験を行っています。
最初の実験には成人100人が参加しました。研究者たちは、正しい画像と、細部を変えた複数の画像を見せ、どれが本物かを選ばせました。Association for Psychological Scienceの解説では、モノポリーのキャラクター、Curious George、ピカチュウ、Volkswagen、Fruit of the Loom、Where’s Waldo、C-3POなどが、Visual Mandela Effectを示した代表例として挙げられています。
よく知られているのがモノポリーの例です。本来は片眼鏡をかけていないのに、片眼鏡を追加した姿を正しいと選んだり、記憶から描くと片眼鏡を足したりする人がいました。
ここで一つ疑問が出ます。単に画像の細部をちゃんと見ていなかっただけではないか。
そこで第2実験では成人60人を対象に、画面の一部をマウスで見えるようにする方法を使い、どこへ注意を向けていたかを追いました。結果として、正しく覚えた人と誤ったバージョンを選んだ人の間に、現象を説明できる明確な注意・視覚探索上の違いは見つかりませんでした。
さらに第4実験では成人50人が、見本を選ぶのではなく記憶から絵を描きました。それでも特定の誤りが自発的に現れました。選択肢に誤った画像が置かれていたから、そこへ誘導されただけとも言い切れなかったわけです。
論文の要旨が示している範囲で最も重要なのは、一部の画像では、正規の画像を目にする経験の方が圧倒的に多いにもかかわらず、人々が同じ種類の偽記憶を作ったことです。
とはいえ、この研究を「マンデラ効果の正体を解明した論文」と呼ぶのは強すぎます。対象は主にポップカルチャーの視覚アイコンです。歴史上の出来事を丸ごと違って覚えるケースや、言葉の綴り、地理、出来事の順番まで同じ仕組みだと確認したわけではありません。
また、研究のデータと刺激材料は公開されていますが、4実験はいずれも事前登録されていません。直接研究として重要でも、これだけでマンデラ効果全体を片づける段階ではありません。
その後、2024年にはClearer ThinkingのTransparent Replicationsが、第1実験を参加者389人で再現しました。これは査読論文ではなく独立した再現報告ですが、新しいデータでは元論文でVisual Mandela Effectとされた7画像がすべて再現され、報告が主要所見として数えた10項目も10項目とも再現されています。
一方、その再現作業では元論文のχ²検定の一つに誤りが見つかり、元データを適切な方法で再解析すると、7画像のうちWaldoは有意ではなく、6画像が基準を満たしました。別の主要解析にも解釈上の問題が指摘されています。中心となる現象の再現性は補強されたものの、元論文の個々の分析まで無条件に確定したわけではありません。
記憶は「保存した映像」より、手掛かりから組み直される
マンデラ効果を考える前提として、そもそも人間の記憶は録画データのように保存されているわけではありません。
この点を強烈に見せる古典的な実験が、Henry L. Roediger IIIとKathleen B. McDermottによる1995年の偽記憶研究です。
実験では、たとえば「bed(ベッド)」「rest(休む)」「awake(目覚めている)」のように、ある一つの言葉と強く関係する単語群を参加者に見せました。しかし、その中心にある「sleep(眠る)」という単語自体は提示しません。
すると参加者は、見ていないはずの中心語を「見た」と思い出しました。論文では、最初の実験で非提示語の偽再生が40%、条件を広げた第2実験では55%と報告されています。しかも後の認識課題では、存在しなかった語にかなり強い確信を持つ場合もありました。
これはマンデラ効果を直接調べた研究ではありません。それでも、「記憶違いはランダムに発生するだけではなく、意味のつながりに沿って一定方向へ生じ得る」ことをよく示しています。
「ベッド」「休息」「目覚め」と続けば、脳はそこに「睡眠」を補っても不思議ではない。もちろん実際の脳内処理はそんな一文で片づけられませんが、少なくとも記憶は、見たものをそのまま取り出すだけの作業ではないことが分かります。
さらにElizabeth F. Loftusが2005年にまとめたmisinformation effect(誤情報効果)のレビューでは、出来事のあとに誤った情報へ触れることで、過去の記憶が変化する現象が長年研究されてきたことが整理されています。誤情報が入ると、もとの出来事についての記憶まで歪むことがある。しかも「あとで誤情報が入るかもしれない」と警告すれば必ず防げる、というほど簡単でもありません。
この二つをマンデラ効果へそのまま当てはめることはできませんが、少なくとも土台は見えてきます。
人間は、目の前の情報を完全な形で保存し、後から無加工で取り出しているわけではない。意味、既有知識、その後に入った情報などを使いながら、過去を組み直している。その再構成の規則が人どうしで似ていれば、誤り方まで似る余地があります。
なぜ「同じ方向」に間違うのか――三つの候補を分ける
ここからがマンデラ効果の厄介なところです。
「偽記憶が起きること」はかなり分かっています。しかし、「なぜ特定の画像では大勢が同じ細部を足したり消したりするのか」には、一つの答えだけでは足りない可能性があります。
2022年のVisual Mandela Effect研究でも、研究者たちは一つの説明で全例をまとめることに慎重です。候補を分けて見ると、少なくとも三つの方向があります。
1.「そこにありそう」を補う既有知識
モノポリーのキャラクターに片眼鏡を足す誤りは、スキーマで説明しやすい例です。
スキーマは、物事について私たちが持っている典型的な知識のまとまりです。「昔風の裕福な紳士」というイメージと、シルクハット、口ひげ、正装、片眼鏡などが頭の中で結びついていれば、本物にない片眼鏡まで「あるはずのもの」として補われる可能性があります。
先ほどの単語リストで、見ていない「sleep」を思い出した現象と考え方は少し似ています。まったく同じ実験ではありませんが、どちらも記憶の空白を関連知識が埋める方向です。
2.他人の誤りや後から見た情報が入り込む
2001年、Roediger、Michelle L. Meade、Erik T. BergmanはSocial contagion of memoryという実験を報告しました。
参加者と実験協力者は、キッチンなど日常的な場面の画像を一緒に見ます。その後の共同再生で、協力者は実際には画像になかった物を、ときどき「見たもの」として口にしました。
しばらくして参加者が一人で思い出すと、協力者が誤って挙げた物を自分も思い出す割合が、誤情報を聞いていない条件より高くなりました。特に、場面にありそうな物ほど入り込みやすい傾向も報告されています。
この研究から「マンデラ効果はSNSで感染する」と断定するのは飛躍です。研究は2001年の実験室的な社会的影響を調べたもので、SNSの投稿が世界規模のマンデラ効果を作る過程を追跡したものではありません。
それでも、他人が語った誤った内容が自分の後の記憶へ混ざり得ることは、実験で示されています。ネット上で同じロゴ比較や同じ「昔はこうだった」という投稿を何度も見る現在、この仕組みを候補から外す理由もありません。
3.画像そのものが、似た方向の歪みを生みやすい
もう一つは、記憶する対象そのものに、人が似た歪み方をしやすい特徴がある可能性です。
2024年、Zekun Sun、Subin Han、Chaz FirestoneはCaricaturing Shapes in Visual Memoryを発表しました。これはマンデラ効果の直接研究ではありません。
6実験、成人700人を対象に、参加者へ新しい単純図形を見せ、記憶から形を再現してもらいました。すると、曲がりを強くしたり、目立つ部分を大きくしたりと、元の特徴を誇張した形へ再構成する傾向が現れました。さらに、人から人へ再現を受け渡すような条件では、その歪みが増幅しました。
この研究だけで「モノポリーの片眼鏡はmental caricaturingが原因」とは言えません。研究者もそう主張していません。
ただ、視覚記憶の誤りが完全なノイズではなく、刺激の特徴に応じて一定方向へ偏ることがあるという最新の例にはなります。
ここまで見てくると、「同じ記憶違い」の候補は一つではありません。人間が共有する知識の型、他者から入る情報、対象そのものが誘発する記憶の偏り。それらが事例ごとに違う割合で関わっていても不思議ではありません。
ネットで見た偽物を覚えただけ、では説明しきれない
マンデラ効果には、かなり現実的な説明があります。
「昔から間違った画像が出回っていて、それを本物だと思って覚えただけでは?」というものです。
これは実際、一部では十分あり得ます。2022年のVisual Mandela Effect研究では、研究者たちはネット上に出てくる画像も調べました。Association for Psychological Scienceの2024年の解説によると、Visual Mandela Effectが見られた7種類のアイコンについて、それぞれGoogle画像から100枚ずつ調べています。
たとえば『スター・ウォーズ』のC-3POは、本来片脚の一部が銀色ですが、調べた画像の24%では両脚とも金色に見える誤った表現があり、51%はそもそも脚が確認できませんでした。Where’s Waldoでは28%、Volkswagenでは18%の画像にVME的な特徴が見られました。
これだけなら、「やっぱり偽物を見て覚えたのでは」と思えます。
ところが、ピカチュウではその割合が5%未満。Curious George、モノポリーのキャラクター、Fruit of the Loomのロゴでは、調査した画像中にVME特徴が見つからなかったと報告されています。
それでも、これらの画像では実験で特定の誤りが生じました。
この結果は、ネット曝露を否定するものではありません。Google画像検索で拾った100枚が、その人の過去何十年の視覚経験を正確に再現しているわけでもありません。別の媒体、玩具、パロディ、会話などから誤った情報へ触れていた可能性もあります。
だから、「ネットで見たせいではない」とまでは言えません。
言えるのは、確認できた非正規画像への曝露だけでは、7例すべてを同じように説明できなかったことです。原因を一つに決めたくなるところですが、原論文を読むとむしろ逆で、画像によって仕組みが違う可能性が残されています。
パラレルワールド説は、どこから科学を飛び越えるのか
ここで都市伝説側の本丸です。
マンデラ効果の説明として、「別の世界線では本当にそのロゴだった」「過去が変わり、一部の人だけ以前の世界の記憶を持っている」といった話があります。
Broome本人も、別の現実や量子科学を好みのSF的説明として挙げています。ただ、彼女自身の文章でも、一つの答えですべて説明できるとはしていません。記憶違い、報道の誤り、ネット上のいたずらで説明できるものもあると書いています。
では、量子力学には「多世界解釈」があるのだから、パラレルワールド説にも科学的な後ろ盾があるのでしょうか。
多世界解釈の源流としてよく挙げられるのが、Hugh Everett IIIが1957年に発表した“Relative State” Formulation of Quantum Mechanicsです。これは量子測定をどう記述するかという問題に対する定式化で、後に多世界解釈と呼ばれる考え方へつながりました。
ここで必要なのは、量子力学そのものを詳しく説明することではありません。
マンデラ効果との間に何が足りないかです。
Everettの原論文を見ても、「別の分岐で経験した日常の記憶が別の分岐へ移動する」「世界線が合流し、ロゴや人物の死亡時期だけが違う記憶として残る」といった仕組みは書かれていません。Visual Mandela Effectの研究も、量子状態や世界の分岐を測定した研究ではありません。
つまり、
- 量子力学には多世界と呼ばれる解釈がある
- マンデラ効果では人々が現実と違うことを覚えている
- だから、その記憶は別世界から来た
と進むには、二つ目と三つ目の間にかなり大きな追加仮定が入ります。
ここを区別することは、「パラレルワールドなんて絶対にない」と断定することとは違います。多世界解釈そのものの評価と、マンデラ効果が多世界の証拠かどうかは別の問いです。
この記事で確認できたのは後者です。少なくとも現在のマンデラ効果研究から、「別世界の記憶が流れ込んだ」という仮説を支持する独立した実験証拠は見つかりませんでした。
では、マンデラ効果で本当に分かっていないことは何か
パラレルワールド説に証拠がないからといって、「じゃあ全部説明済みです」で終わるのも雑です。
2022年のVisual Mandela Effect研究が直接示したのは、一部の有名な視覚アイコンについて、人々が共有された具体的な誤記憶を作ることです。そして注意の向け方やネット上の非正規画像への曝露だけでは、すべてを一律に説明できませんでした。
まだ残っている問いは多くあります。
まず、事例ごとの原因がどれほど違うのか。モノポリーの片眼鏡は既有知識の影響で説明しやすくても、別のロゴの細部には同じ説明が効かないかもしれません。
次に、文化や言語が変わっても同じ誤りが起きるのか。ポップカルチャーの知識量や見てきた商品・広告は国によって違います。2022年の研究に2024年の再現報告が加わっても、そこから世界中の人が同じ確率で同じVMEを起こすとは言えません。
そして、ネット上の共有がどの段階で原因になり、どの段階で結果になるのかも難しいところです。
最初から同じ誤記憶を持った人たちがネットで集まったのか。誰かの投稿を見てから「そういえば自分も」と記憶が変わったのか。両方が混ざっているのか。社会的伝播の実験は後者が起こり得ることを示しますが、個々の有名なマンデラ効果の成立史を追跡したわけではありません。
さらに、2024年のmental caricaturingのように、視覚記憶そのものが系統的に歪むことを示す研究もありますが、それを特定のマンデラ効果へ直接結びつけるには別の検証が必要です。
だから現状は、
「共有された誤記憶はある」
までは実験で捉えられています。しかし、
「なぜこの画像で、この細部を、この人数が間違えるのか」
になると、まだ研究の余地が大きい。ここを一緒にしてしまうと、「全部分かった」と「何も分からない」の両極端になってしまいます。
僕の考察――不思議なのは「記憶が間違うこと」より、間違い方が似ること
今回いくつかの研究を並べてみて、僕が焦点にしたいのは、記憶が不正確であること自体ではありません。
人間が忘れる、取り違える、あとから入った情報に影響される。そこまでは、日常的にも研究上もそれほど意外ではありません。
焦点は、誤りにも方向があることです。
関連語を並べると、見ていない中心語を思い出す。ある場面で「ありそうな物」を他人が口にすると、その物が自分の記憶へ入りやすくなる。単純な図形でさえ、記憶から再現すると特徴を誇張する方向へずれる。そして一部の有名画像では、多くの人が同じ細部を足したり消したりする。
もちろん、これらは別々の実験です。一つの共通メカニズムが証明されたわけではありません。
それでも僕には、マンデラ効果を「記憶力が悪かった人たちの集団」と見るより、人間の記憶には似た材料と似た癖があるため、間違いまである程度似てくることがある現象として見る方が、今ある研究には合っているように見えます。
パラレルワールド説を完全に否定する材料にはなりません。でも、別世界を持ち出す前に調べるべきことが、こちらの世界の記憶の中だけでもかなり残っています。
マンデラ効果を考えるなら、「自分は正しく覚えていたか」だけでなく、「なぜこの間違い方を他の人もするのか」まで問いに含める。僕はそこまでを、今ある資料から無理なく言える範囲だと考えています。
参考文献・出典
- Deepasri Prasad & Wilma A. Bainbridge (2022). “The Visual Mandela Effect as Evidence for Shared and Specific False Memories Across People.” Psychological Science, 33(12), 1971–1988. https://doi.org/10.1177/09567976221108944
- Henry L. Roediger III & Kathleen B. McDermott (1995). “Creating False Memories: Remembering Words Not Presented in Lists.” Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 21(4), 803–814. https://doi.org/10.1037/0278-7393.21.4.803
- Henry L. Roediger III, Michelle L. Meade & Erik T. Bergman (2001). “Social contagion of memory.” Psychonomic Bulletin & Review, 8(2), 365–371. https://doi.org/10.3758/BF03196174
- Elizabeth F. Loftus (2005). “Planting misinformation in the human mind: A 30-year investigation of the malleability of memory.” Learning & Memory, 12(4), 361–366. https://doi.org/10.1101/lm.94705
- Zekun Sun, Subin Han & Chaz Firestone (2024). “Caricaturing Shapes in Visual Memory.” Psychological Science, 35(7), 722–735. https://doi.org/10.1177/09567976231225091
- Fiona Broome. “How the Mandela Effect Was Discovered.” Mandela Effect. https://mandelaeffectsite.wordpress.com/2020/10/26/the-original-mandela-effect-article/
- Nelson Mandela Foundation. “The Life and Times of Nelson Mandela.” https://www.nelsonmandela.org/the-life-and-times-of-nelson-mandela
- Hugh Everett, III (1957). “’Relative State’ Formulation of Quantum Mechanics.” Reviews of Modern Physics, 29(3), 454–462. https://doi.org/10.1103/RevModPhys.29.454
- Transparent Replications, Handley-Miner, I., & Metskas, A. (2024). “Report #8: Replication of a study from ‘The Visual Mandela Effect as Evidence for Shared and Specific False Memories Across People’ (Psychological Science | Prasad & Bainbridge 2022).” Clearer Thinking. https://replications.clearerthinking.org/replication-2022psci33-12/
- Kim Armstrong (2024). “Visual Memory Distortions Paint a Picture of the Past That Never Was.” Association for Psychological Science. https://www.psychologicalscience.org/publications/observer/visual-memory-distortions.html


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