ラケルタファイルの内容を解説|7つの人類文明と神の正体

ラケルタファイル 考察都市伝説

ラケルタファイルの衝撃──レプティリアンは「宇宙人」ではなく「地球の先住者」だった

レプティリアンと聞いて、どんなイメージが浮かびますか。

たぶん多くの人は「人間に化けて世界を裏から支配している爬虫類型の宇宙人」みたいなイメージを持っていると思います。イギリスの作家デイヴィッド・アイクが広めた陰謀論の定番ネタで、各国の指導者や著名人がレプティリアンだとか、そういう話ですよね。

正直、僕もずっと「さすがにそれは……」と思っていました。

でも、ある文書を読んでから、ちょっとだけ見方が変わったんです。

それが「ラケルタファイル」。

1999年末にスウェーデンで行われたとされる、地底に住む爬虫類型知的生命体の女性へのインタビュー記録です。インタビューに応じた存在が「ラケルタ」と名乗ったことから、この名前がついています。

何が衝撃的だったかというと、このラケルタが「私たちは宇宙人ではない」と明言しているところなんです。

「私たちは地球の先住者であり、何百万年もの間この惑星に住み続けている」

宇宙人じゃなくて、地球の旧支配者。この一言で、レプティリアンという概念がまったく違うものに見えてきました。今回はこのラケルタファイルの内容を、僕なりに掘り下げて考察してみたいと思います。

「ラケルタファイル」とは何か

まず前提として、この文書の信憑性について触れておきます。

ラケルタファイルは2000年前後にスウェーデンの研究者によって公開されたもので、約3時間に及ぶ対話を記録した膨大な文書です。著者は冒頭で「この文書は絶対に真実であり、作り話ではない」と断言しています。

一方で、文書自体の出所が不明瞭で、確たる物的証拠があるわけでもない。

つまり「信じるも信じないもあなた次第」という、この手の話の定番パターンではあります。

ただ僕がこの文書に引き込まれたのは、内容が他の都市伝説や古代の記録と妙につながる部分が多いことと、何より「レプティリアンは宇宙からの侵略者ではなく、地球の先住民である」という主張が、従来のレプティリアン陰謀論とは根本的に違っていたからです。

人類は「作られた」存在だという主張

ラケルタが語った内容の中で、最もインパクトがあるのはやはり人類の起源についてです。

ラケルタによれば、人類は自然進化の産物ではない。「エロヒム」と呼ばれる宇宙人グループによって、遺伝子操作で人工的に創造された存在だという。

このエロヒムは、アルデバラン星系から来た非常に背の高いヒューマノイド型の種族で、金髪で肌は病的なまでに白く、日光を嫌うという特徴がありました。

彼らの目的は、地球にいた原始的な猿を自分たちの望む新たな種族へと人為的に進化させること。端的に言えば、地球を自分たちの「動物園」にして、人類を将来の戦争で使える奴隷種族に育て上げようとしたということです。

まず約1万から2万頭の猿を一度に捕獲して地球外へ連れ去り、何百年もかけて脳や身体を改良。その後、改良された猿──つまり初期の人類の原型──を連れて地球に戻ってきた。

そしてこの作業を、数千年ごとに計7回繰り返した。

つまり、現在の人類は「第7世代」の改良版だということになります。

この話を最初に読んだ時、僕は「7回もやり直してるのか……」とちょっと笑ってしまいました。7回も試行錯誤してるって、なんかプロジェクトがうまくいかなくて何度も仕様変更してるみたいで、妙に人間くさいですよね。宇宙規模の文明でも、こういう泥臭いことをやるのかと。

ただ、この「人類創造説」は実はラケルタファイルだけの話ではありません。

シュメール神話に登場するアヌンナキも、自分たちの労働力として地球の猿の遺伝子と自分たちの遺伝子を掛け合わせて人類を作ったとされています。アヌンナキは巨人として描かれ、金の採掘のために地球に来たとされている。

ラケルタが言う「エロヒム」の特徴──非常に背が高いヒューマノイド型、地球環境に適応できない、人類を労働力として創造した──これ、アヌンナキの特徴とかなり一致するんですよね。

さらに、ダーウィンの進化論について言えば、猿から人間への中間種の化石だけが見つかっていないという問題は実際に科学の世界でも指摘されています。ダーウィン本人も著書の中で「人類の進化だけは説明がつかない」と述べているとされている。

もちろんこれだけで「人類は宇宙人に作られた」と結論づけるのは飛躍しすぎです。でも「なぜ人類だけが異常な速度で進化したのか」という問いに対して、従来の進化論がスッキリした答えを出せていないのもまた事実です。

恐竜絶滅の真相──宇宙人同士の戦争

ラケルタが語った「地球の本当の歴史」には、さらにスケールの大きい話が含まれています。

約6500万年前、恐竜が絶滅した原因。科学の定説では小惑星の衝突ですが、ラケルタによればそれは誤りで、真の原因は地球の軌道上で繰り広げられた2つの異星人勢力間の戦争だったという。

片方はプロキオン星系から来たヒューマノイド型の種族。もう片方は爬虫類型の種族だが、レプティリアンとは別の存在で、この宇宙ではなく「別の宇宙」から来た種族だった。

両者は地球の資源、特に銅を巡って対立し、交渉が決裂して数ヶ月以内に戦争が勃発。強力な兵器が使用された結果、恐竜を含む当時の生態系は壊滅的な打撃を受け、大量絶滅が起こった。

この話で面白いなと思ったのは、どちらの勢力も地球の生物や生態系には興味がなかったという点です。彼らにとって地球はあくまで資源の産地であり、そこに住んでいる生き物のことなんて考えていなかった。

これって、僕たち人間が森林を伐採する時にそこに住んでいる昆虫や小動物のことをあまり考えないのと、構造的には同じですよね。スケールが違うだけで、やっていることは変わらない。

戦争終結後、両勢力とも地球から姿を消し、生き残ったレプティリアンの祖先は地中で生き延びて、そこから何百万年もかけて知的生命体へと進化していった──というのがラケルタの語る「レプティリアンの歴史」です。

エロヒムとレプティリアンの戦争──そして「神」の正体

エロヒムが地球に来て人類の創造を始めた時、レプティリアンにとってそれは自分たちの惑星への侵略に等しかった。

ラケルタの言葉を借りれば、「ここは彼らが来るはるか以前から我々の星だった。自らの惑星を守るために戦ったまでのこと」。

この視点の転換は、なかなかパンチがあります。

僕たちは聖書やさまざまな宗教の中で「蛇」や「爬虫類的な存在」を邪悪なものとして描いてきました。エデンの園でイヴをそそのかした蛇とか、まさにそうですよね。

しかしラケルタによれば、それはエロヒムが人類に「レプティリアンは邪悪な存在だ」と吹き込んだプロパガンダの結果だという。エロヒムは自分たちが人類の「神」として崇められていることを利用して、天空での戦いを「善なる神vs邪悪な蛇」という構図に書き換えた。

約5000年前、最後の大規模な戦闘が地球軌道上と地表で行われた後、エロヒムは突然地球から一斉に姿を消した。宇宙船も消え、地上施設も自ら破壊した形跡があった。

なぜ彼らが突然去ったのか、レプティリアン自身にも分かっていない。

この「理由が分からない」という部分が、僕は逆にリアルだと感じました。もしこの話が完全な創作なら、ここに劇的な理由を用意するはずです。「我々の勝利だ」とか「彼らは滅びた」とか。でもラケルタは「多くの歴史家はこれを勝利と呼ぶが、実際のところ何が起きたのかは謎のままだ」と正直に認めている。

エロヒムが去った後の約5000年間、他の異星人種族が地球を訪れ、エロヒムが人類の精神に植え付けた「神への服従プログラム」を再利用して、自らを神と思わせた種族もいたという。

つまり、人類の神話や宗教に登場する「神」は、時代によって異なる異星人が入れ替わり立ち替わり演じていた可能性がある、というのがラケルタの主張です。

これは相当に挑発的な説ですが、世界各地の神話に共通する「天から降りてきた存在」「人間に知恵を授けた神」というモチーフが、なぜこれほど似通っているのかを考えると、まったくの荒唐無稽とも言い切れないんですよね。

ピラミッドの謎と7つの文明

ラケルタファイルの中でも特に興味深いのが、人類の「7つの文明」についての記述です。

ラケルタによれば、現在の人類文明は第7世代であり、それ以前に6つの文明が存在していた。

中でも注目なのは、約7万5000年前に栄えた第5世代の文明がエジプトの3大ピラミッドを建設したという主張です。

ピラミッドの建設時期は定説では約4500年前とされていますが、あの規模の建造物を当時の技術で作れたのかという疑問は昔から根強く存在します。

クフ王の大ピラミッドには2.5トンから7トンもの石材が約230万個使われていて、四方の辺が正確に同じ長さ、角度はほぼ完全に直角、しかも東西南北をものすごく正確に向いている。現代の精密な測量技術と重機を使っても、まったく同じものを再現するのはほぼ不可能だと言われています。

さらに、地質学者ロバート・ショックの研究チームは、ピラミッドの表面に「数十年間水に沈んでいた場合にしか起こらない規模」の浸食痕を発見しています。4500年前以降にエジプト周辺が完全に水に浸かった時期はなく、大洪水があったとされる最も近い時代でも約1万年前。

つまりピラミッドは、通説よりもはるかに古い時代に建設された可能性がある。

ラケルタの「7万5000年前の第5世代文明が建設した」という説が正しいとすれば、この浸食痕の謎も説明がつくことになります。

また、第6世代の文明(約1万6000年前)は、バハマ付近の海底から発見されている古代都市遺跡を築いたとされている。これはアトランティス文明との関連を示唆する話です。

そして第7世代の文明、つまり僕たちの文明が始まったのが約8500年前。これはメソポタミア文明が現れた時期とほぼ一致します。

こういう「他の説や発見と辻褄が合ってしまう」部分が、ラケルタファイルの厄介なところです。全部デタラメなら無視できるんですが、ところどころ既存の謎にハマるピースがあるから、つい「もしかして……」と考えてしまう。

化石の「誤解」という指摘

ラケルタファイルで僕が思わず膝を打ったのは、恐竜の化石に関する指摘です。

「なぜ知的な爬虫類人の骨格が見つからないのか」という質問に対して、ラケルタはこう答えています。

「実際には発見されている。ただ人類の科学者たちが正しく復元できていないだけだ」

彼女によれば、科学者たちは最初から「爬虫類動物の化石」と決めつけて骨を組み立ててしまうため、本来の姿とは異なる架空の恐竜を作り上げている。異なる生物種の骨を勝手につなぎ合わせ、足りない部分は想像で補っている、と。

具体例として、イグアノドンの復元を挙げています。展示されているイグアノドンの前足には大きく発達した親指がついていますが、あれは実際にはレプティリアンの指に当たる骨であり、人類が誤って復元した例だというんです。

これ、古生物学の世界では実際にあり得る話なんですよね。恐竜の復元は化石の状態や発見部位によって大きく変わり、過去に「まったく別の生物の骨を組み合わせてしまった」という事例は実際に存在します。

もちろん「だからレプティリアンの骨が混じっている」とまでは言えませんが、「化石の復元は100%正確ではない」という指摘自体は、科学的にも妥当な問題提起ではあります。

日本にもあるレプティリアンの痕跡?

ちなみに、レプティリアンの存在を示唆するものは日本にもあると言われています。

広隆寺の弥勒菩薩像。聖徳太子が作らせたとされるこの像は、見方によっては爬虫類的な特徴を持っているとも解釈できる。

聖徳太子自身も、人々の前にほとんど姿を表さなかったという言い伝えがあったり、不思議な力を持つ存在として数々の伝説が残っています。

もちろんこれだけで「聖徳太子はレプティリアンだった」と言うのは無茶な飛躍ですが、世界各地の古代遺跡や宗教美術に爬虫類的な知的存在が繰り返し描かれているのは事実です。

エジプト、インカ、メソポタミア、日本──文化的な接点がほとんどない地域で、なぜ同じような「爬虫類型の知的存在」のモチーフが登場するのか。偶然にしては一致しすぎている気がするんですよね。

僕がラケルタファイルに感じること

ラケルタファイルが事実かどうか、僕には判断できません。物的証拠はないし、出所も不明瞭。創作として片付けることもできる。

でも、この文書が投げかけている問いは、けっこう鋭いと思うんです。

たとえば「歴史は勝者によって書かれる」という話。ラケルタの視点から見れば、聖書における「邪悪な蛇」の物語は、エロヒムが人類に植え付けたプロパガンダです。勝った側が「自分たちは善」「相手は悪」と記録する。これは人間の歴史でも繰り返されてきたことで、僕たちが「常識」として信じているものの中にも、そういう一方的な視点が含まれている可能性はある。

あるいは「自分たちの惑星を守るために戦った」というラケルタの主張。これを聞くと、侵略者と先住民の対立という、地球上でも何度も繰り返されてきた構図が浮かび上がってきます。

レプティリアンが邪悪なのか、エロヒムが正義なのか。そんな単純な話じゃなくて、立場が変われば正義も悪も入れ替わる。この視点は、都市伝説の枠を超えて、僕たちの日常にも当てはまるテーマだと思います。

ラケルタファイルが真実であれ創作であれ、「自分が信じている歴史は、本当に正しいのか」と立ち止まって考えるきっかけにはなる。そしてそういう問いを持てること自体が、たぶん大事なことなんじゃないかと僕は思っています。

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